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文鳥の必要な栄養素

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大切な愛鳥に栄養な食事を用意したい飼い主さんが多いと思いますが、実際どんな栄養素があると体に良いかご存知ですか? 私も最初は曖昧でこれで補えてるのかな?と不安な事もありました。 そこで文鳥にとって大切な タンパク質・炭水化物・脂肪 の3つの働きと ビタミン・ミネラル の働きと不足するとどんな影響が起こるのかご紹介します✍ タンパク質・炭水化物・脂肪の働き🕊 タンパク質 小鳥の血や肉を構成するとても大切な役割をしています。 約20種類のアミノ酸で形成されており、人も鳥も必要とする栄養素です。 アミノ酸の中でも リジン と メチオニン は餌の種類によって得る事が難しい物があるので選ぶ時に注意が必要です。 不足すると発育不全や食事の摂取量の減少、体重の減少、生殖障害、羽毛障害 、内臓疾患や関節の痛風など様々な影響が起こります。 炭水化物 鳥類が体を動かし常に高い体温で体を維持する為の大切なエネルギー源です。 でんぷんがブドウ糖となり一部が血液中に入って体にエネルギーとして行き渡ります。 不足すると羽毛障害や神経障害がみられます。 脂肪 エネルギー源として必須な栄養素で、繁殖期や成長期は特に必要です。 体の細胞や色素の発育に重要な働きがあり、羽毛の成長や皮膚の正常な形成にも必要です。 不足すると細胞の発育に影響を及ぼし、特に成長期の若鳥に乏しい発育不全や脂肪肝症候群、呼吸器感染症に対する抵抗力の低下をもたらす事になります。 炭水化物が不足している場合に代わりのエネルギーになることから脂肪はとても大切ですが摂り過ぎも注意が必要です。 ビタミン・ミネラルの働き🕊 ビタミンA   発育と正常な皮膚の維持に不可欠です。 病気の予防として大切な働きをしてくれますが、過剰摂取は控えなくてはいけません。 不足すると免疫力にも関係しており夜間の視力低下や口内炎などの症状に加えて病気に対する抵抗力が低下してしまいます。 ビタミンD 正常な骨を形成するためのカルシウムとリンの代謝に不可欠です。 不足すると足の湾曲や骨の軟骨化が起こり歩行が困難になる可能性もあり、くちばしや爪が軟化し変形する場合があります。 ビタミンB1 炭水化物の代謝に機能します。 不足すると首の筋肉異常により仰天症を起こしたり、拒食症状を示すこともあります。 ビタミンB2 体内の酵素に作用して細胞の

文鳥の一年

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文鳥は四季によって生活に変化があります。 今回は季節ごとにどんな様子なのか、どんな事に気を付けるべきかを記載します。 生活リズムや環境により個体差で時期にズレが生じますがおおよその目安として参考にして下さい。 一般的には春や秋は 繁殖期 として野生でも多くの鳥たちが卵を産み雛を育てる様子がみられます。 夏や冬は 換羽期 として暑さや寒さに対応するため羽毛が抜けたり生え変わったりします。 換羽が済むと 通常期 となり、ご機嫌によく食べ遊び活発な姿を見る事ができます。 繁殖期 9月~4月までの期間🕊 9月10月 この時期は気温も安定して文鳥も過ごしやすい季節です。 地域によっては寒くなる所もありますが、ヒーターはまだ大丈夫です。 繁殖を希望としている場合はオスとメスのつがいをこの頃からお迎えしお見合いさせておくと巣引きがとてもスムーズになります。 10月頃から発情し、ペアとして成立している場合は巣引きが始まります。 この頃はメスの文鳥が卵づまりをしていないかよく確認します。  11月  10月に巣引きが終わっていれば既に可愛い雛が誕生しています。 この頃の親鳥は体調が良い場合が多く雛も元気がありオスの割合が多いようです。 親鳥も元気いっぱいで熱心に雛を育てる姿が見られますので栄養食やボレー粉、青菜などをたっぷり与えて子育てサポートをしてあげて下さい。 単体の子達も触れ合いの中で発情し特にメスは無精卵を産んでしまい体力を消耗しますので発情抑制の為に日光浴をさせたり、カルシウム不足にならないよう食事に気を付けます。 この時期はゲージにもヒーターが必要になりますので保温湿度の管理をします。 12月1月2月 気温がぐっと下がり寒い日が続きますので体調の変化に注意が必要です。 またペアがいる場合は巣引きに疲れて体が弱っていたりするので毎朝の観察を慎重に行ってください。 文鳥は寒さに強いとされており野生だと雨や雪を凌げれば野外でも氷点下3℃位までなら平気で過ごせるそうです💦 しかし家で飼っている文鳥はそんな過酷な状況は避け、深夜の冷えにも必ず対応できるサーモスタット機能が付いたヒーターを活用し保温保湿に心掛けて下さい。  3月  少しずつ暖かくなりますが寒暖差があるので引き続き保温に心掛けつつ天気の良い日に日光浴をさせてあげると身体も丈夫になり、ストレスの軽減に