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文鳥の脚について

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地上を移動する時の移動方法は鳥の種類によって異なります。 人間と同じように片方ずつ交互に出す ウォーキング と呼ばれる方法と両足を揃えて跳ねるように移動する ホッピング という方法です。 両方を使い分けるような鳥もいますが文鳥は主にホッピングで移動し時折ウォーキングを見せてくれる貴重な姿もあります✨ 移動方法に違いがあるのは、 食べ物を探す時に 地上で探すか・木の上で探すか によって歩行の仕方や止まり方などの違いがあります。 文鳥の脚の皮膚について🕊 文鳥の脚は 脚鱗(きゃくりん) と呼ばれる鱗状の皮膚に覆われており健康な文鳥は見た目がピンク色をしています。 脚に古い角質が溜まると足の表面が厚く硬くなり、ガサガサと白っぽい見た目になります。 そういった症状になる事を はばき(脛巾) といい、文鳥が時折脚を突くのはグルーミングの一環としてはばきをくちばしで剥ぎ取ろうとしているので心配はありません。 はばきが付き過ぎると血行不良になり脚を動かしにくくなってしまうので自らお手入れをするのです。 ですが文鳥の代謝が落ちていたり、病鳥や老鳥になると段々と脚の皮膚が角質化して白く硬くなっていきます。 はばきと呼ばれる由来は昔の武士や旅人などが身軽に動くことができるように膝から足首までを藁や葉などを巻いて身につけた道具と見た目が似ていることでそのように言われるようになりました。現代のすね当てと同じですね💡 はばきに隠れた病気🕊 はばきが起こる原因は ビタミンA欠損症や甲状腺機能低下が疑われます が原因がなかなか特定できない場合もあります。 寒い季節に症状が強くなり、暖かくなると色が標準に近くなることが多く、人間で例えると霜焼けのように見えます。 所見は赤みがかった色ですが段々と紫色に変化するように、明らかに色の違いが出るので飼い主も判断できます。 文鳥はこの状態でも痛がったり痒がったりすることはなく普段と変わらず生活をしてしまう個体も多くいます。 はばきにならないように 予防できる事は ビタミンやミネラルが不足しないように 栄養バランスが整った食事をする事 です。 主食がペレットでない場合は補足として獣医師の指示の元でビタミン剤などを添加して日常的に予防を行って下さい。 脚やくちばしの付け根などの羽毛のない部分が白い粉

文鳥の育雛中はチャンス

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文鳥を雛から育てる時にとても重要な事がいつくかありますが、大きく成長に関わることの1つが食事になります。 経験豊富な飼い主さんもいれば、初めて文鳥の雛を飼う方もいます。 個体差があるので用意したごはんをすんなり食べてくれる子がいれば、なかなか口を開けてくれず挿し餌がうまくいかず焦ってしまう事もあります。 雛の挿し餌について はこちらに詳しく載せてますので読んでみてください🕊️ 育雛中はごはんの味を覚える時🕊 挿し餌中は大変ですが大人になった時の食事が関係してくるため、このタイミングをとても大切にして欲しいです🍚 文鳥も好みがあり、育雛時に 口にした食べ物によってその後の食事の好みもほぼ決まっていく と言われています。 見慣れないものはもちろん、食べたことないものは警戒するため全く口にしない子や口にしてもその後受け入れられない事が多くあります。 成長してから食事内容の変化をするのはかなり難しく、健康のためにと慣れない種類へ変えたりすると食事が食べられなくなりますしストレスが起こり悪影響が続きます。 早めにペレットの味見をすると?🕊 ペレットは基本的な栄養素を全て含みバランスを整えられた 総合栄養食品 になります。 挿し餌の後半に今後口にさせたい主食を砕き混ぜて味を覚えさせておくと自分で啄むようになってからもすんなり食べてくれるようになります✨ 病院に受診する際に食事は何を与えているかという質問に対して ペレットである場合 は、食生活の問題は最初に排除した状態から診察が始められると言われており、獣医師が推奨している主食である事が分かります。 シード食でもビタミン・ミネラル・カルシウムなどを補足として獣医師の判断によって処方を受けたり、飲み水にビタミン剤を添加することで必要栄養条件が満たせる事もありますがペレットまで完璧に近づけることは難しいそうです。 成長するために必要な栄養素のすべてが入った総合栄養食であるペレットは不足しがちなミネラル・ビタミン・アミノ酸や必須脂肪酸を含んだ完全食品になっておりペレットだけ食べて生活していれば食事の心配がないと言われるほどです。 シードに比べて消化能力が落ちてしまった老鳥や病鳥などの胃にも負担が少ないです。 ペレットはアメリカからの輸入が多く市場の状態によっては安定的に購入できないというリスクもあり

文鳥の肥満と痩身

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鳥は人と同じで栄養バランスが整った食事を食べることによって健康な体が維持されて長生きする可能性が高くなります。 間違った食事がその子の寿命を縮めてしまったり病気を招くことになります。 私たちと一緒に暮らす愛鳥は常に安全なゲージの中でいつでも食べ物が置いてあり好きな時に食べて1日に必要な分のエネルギーを摂取します。 飼い主の食べ始めに合わせて食事をする子もいますが日中留守にしている子も全く食べないことは少なく、少しは食べて休むを繰り返しゲージ内で自由に過ごしています。   食べることは生きること🕊 野鳥に比べて食べ物に執着がない子は生命の維持を保つ為に食事を工夫して食べさせる必要があります。 1日どのくらいの食事が食べられているのかは、 食前・食後の餌箱の重さを測る と分かります。 毎日の体重と食事の量を見て必要な分の食事が食べられているか把握して下さい。 ※体重の10分の1が適用量です 食事は幼鳥期に様々な種類のものを口にさせて慣れさせるということが必要です。 幼い頃に食べた経験がないものを大人になってからすんなり食べる子はなかなかいません。 例えばペレットを今後の主食に考えている場合は、幼鳥の挿し餌時期からペレットを砕き味を覚えさせて慣らしていくことで受入れ易くなります。   常に食べ物があるという環境で過ごす事で食欲旺盛な子はどんどん太ってしまうという場合もあります。 人と同じで鳥も太りすぎてしまったら体に支障が出てしまいます。 体が重くなってしまうと飛ぶことが難しくなり、体を支えることができず止まり木に掴まれなくなりゲージの床に落ちてしまうことが増えます。 さらに肝臓にも負担をかけてしまい、タンパク質の合成をしてくれる 肝臓は換羽期にとて大切な器官 です。 肝臓機能が落ちてしまうと換羽期に正常な換羽が行われなくなります。 個体差によって違いがあるので標準を保つということは難しいのかもしれません。 ですが飼い主である私達が痩せすぎ・太りすぎを回避させるには獣医師の指示の下で必要な食事量と必要な栄養素を与えられるように試行錯誤し工夫していく必要があります🍚 必要な栄養はたくさん🕊 文鳥はタンパク質・炭水化物・脂肪の他、動物性タンパク質や植物性タンパク質のほか、カルシウムやヨードなどのミネラル類が不足しても体調を崩してしまいます。 青菜や果物などから栄養素の

文鳥と嗅覚と魚

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嗅覚を必要とする哺乳類は特に嗅覚が発達していて、脊椎動物の大脳の先端に匂いの感覚を処理している部位があり   嗅球 きゅうきゅう   といいます。 もちろん鳥類の脳にもこの 嗅球が存在しています✨ 飛ぶ時にその場の匂いから場所や位置などを判断していたり、一部の鳥は巣を作るのにも嗅覚を使って巣材を集める子のいる事が研究で分かったそうです。 そんな発達した嗅覚を持っている文鳥ですが、おやつに煮干しを与えると興奮した姿をみせるのですがご存知でしょうか。 かなり興奮気味に口にくわえて豪快に食べたり、上手に体制を整えてからゲージに運ぼうとする姿を目にします。 なぜ魚に反応するの?🕊 野生の鳥類は親鳥から与えられる餌に虫などの動物性タンパク質が含まれるものを口にして育ってきました。 家で過ごす文鳥はもちろんそのような餌を食べることはありませんが、 本能 によってにおいを嗅ぎ分けて動物性タンパク質とミネラルを摂ろうとする行動なのだそうです。 昔は国内の文鳥生産地で飼料に魚粉を混ぜていた事も好まれる理由と言われていることから遺伝なども関係しているのかもしれませんね。 もちろん個体差はありますし必ず与える必要はありません😊 ごはんを色んな種類食べられる子もいれば偏食気味で食事に変化や刺激を与えたいと考えている方へ愛鳥のおやつ代わりに楽しめるものの一つに煮干しを選んでみてください。 煮干しは栄養が豊富です✨ タンパク質・脂質・炭水化物・カルシウム・鉄・DHA(脳や神経の発達に必要な成分が豊富)EPA(血液をサラサラする働きがある)などが含まれています。 ペット用の煮干しも販売されており鳥類以外にも与えている動物が多くいます。 スーパーなどで国産の無添加で無塩の煮干しも販売していますので成分表をよく確認して選んでみてください。 換羽期や繁殖期などでカルシウムやミネラル補給の為に週に1〜2回程度与えたり、普段の生活のおやつに週1回くらいのペースで十分です。 ※煮干しのことをいりこと呼ぶ地域がありますが主に 西日本ではいりこ ・ 東日本では 煮干し と呼ばれています💡 鳥類は一昔前では嗅覚が発達していないと言われていたそうです。 我が家のつぶは新鮮な野菜やくだものを食べて欲しくて用意しますが、くちばし近付けてしばらく迷うので、 てっきり匂いを嗅いでる

文鳥に対する適正飼養

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適正飼養という言葉があります。 生き物に対し性質に応じて正しく飼育をして安全と健康を守るという責任を持たなければいけません。 飼い主は適正飼養を理解しそれに向かって 大切な命を守るという義務 があります。 家庭で飼育できる愛玩動物(ペット・コンパニオンアニマル)以外にも施設や学校等で飼育されている生き物などにも該当します。 生き物の種類によっては性質に不明な点が多い種類も多く、基本的な飼育方法から常に新しい情報を入手していく必要があります。 鳥類もまだ不明な事が多いにも関わらず情報も定かでなかったり、個体差で状況も違いその都度正しい判断をする事はとても難しいです。 迎え入れる前に考えておきたいと🕊 ・最後の時まで大切に育てる覚悟があるかよく考えます。 動物の種類によって寿命がありますか、平均より長く元気に過ごしてくれる子もいます。 鳥類は小型な子で平均7〜10年ほど、中型な子は平均20年ほどで種類によっては30〜50年と長く共に過ごしてくれる子もいます。 ・連れて行ける病院を予め調べて決めておきます。 鳥類が診れる病院は以外と少なく困っている飼い主さんは多くいます。 いざという時に駆け込める病院を決めて置くことが必要です。 ・医療費はもちろん全額負担です。 ゲージなどの初期費用だけで安く済むと考えていると驚きます。 日々のごはんは高額でないものの、病院等でかかる費用は数千〜数万円と想像より高額なのです。 文鳥は元々高温多湿の国の生き物なので、常に温湿度に気を付けなくてはいけません。 時期によって24時間ヒーターを設置したり、日光浴の為に紫外線ライトを設置する場合もあり電気代が発生します。 ・自分の暮らしに支障がでないか考えます。 迎え入れる動物は自分の生活時間に適しているかシュミレーションする事も必要です。 多忙によって家を留守にしがちであったり不規則な生活を要する方もいます。 動物も昼行性や夜行性があり共に暮らす上で生活リズムが合わない場合は迎える事を断念することはその動物を守る行為です。 生活や環境を整えてから迎えるようにしてあげましょう。 迅速な対応で守れる命🕊 正しい医療を受けることは適正飼養の一つです。 今はインターネットによって情報が素早く手に入りますし、SNSなどで同じ鳥飼さんと出会い情報交換や相談などもでき便利な世の中だと改め

文鳥は綺麗好き

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文鳥はインドネシアの野鳥で高温多湿の国で過ごしています。 高温多湿の環境では菌が増えやすいので1日で何度も水浴びをし羽繕いを念入りにすることで体を清潔に保とうとしています。 そして何度も羽繕いを行うことで形状も美しく保っています。 体だけではなく巣の中も清潔にしておきたいという思いがあります。 巣の中が汚れていると体が不潔になり、糞が付着していると臭いが発生し外敵に巣の場所を気付かれてしまう恐れがあります。 子育て中の親鳥は雛の糞を巣の中から外に捨てたりする姿が見られることもあります。 雛も自分が寝ている場所は綺麗にしておきたい本能が働き、巣の中で後ずさりなどで移動寝る場所から離れた所で糞をする様子が見られます。 飼鳥もゲージの中は快適に🕊 日本で暮らす文鳥達は四季を経験し、飼い主の管理によって快適な温湿度に保たれて過ごしています。 飼鳥も同じで第一に安全な場所で、次に清潔な場所で気持ちよく過ごしたいと願っています✨ 私達飼い主も心地よい眠りのためにお気に入りの布団や枕を用意して気持ちよく眠りますが、鳥たちも思いは一緒です💕 昼間の明るい時間にお昼寝をする子が殆どですが、つぼ巣などを入れている場合はその中に籠もって眠り、つぼ巣等がなくてもゲージ内の暗い方向を向いて丸まって眠る様子が多いです。 ごはん入れの容器やブランコなども利用したり、吊り下げおもちゃの間に入り込んだりする子もいます。 小松菜やサラダ菜などの葉っぱを屋根にして眠る可愛い姿も見られます🤭 野鳥は常に食べ物を探す習性があるので注意深く地面に降り立ちついばみをします。 お家のゲージの中でも下に降り立ちついばんだり、巣材やペットシートをひっぱる様子がみられる子もいます。 食べ物を探す以外にも快適な巣にするためにする行動なので放鳥時にティッシュペーパーや紙などを引っ張り飛び立とうとする子もいます。 ゲージの中を常に清潔することは当たり前ですが、飼鳥が快適に過ごせるために心地よく休まる場所を用意してあげる事でよりゲージの空間が大好きになります。 ゲージが気に入ってると一通り放鳥しておくと最終的に満足して自分で戻ります。 もちろんお気に入りの場所で居眠りすることもありますが、ちゃんと自分でゲージ戻る様子が見られるので快適な空間になっているのかなと安心しています。 個体差で吊り下げ物に好き

文鳥のゲージを考える

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愛鳥たちが快適に過ごすために必要なことはいくつかありますが、その中でも生活の中心となるのが鳥かご(ゲージ)です。 ゲージで一番優先する事は第一に愛鳥にとって 安全性 のあるものです。 次に適切な 大きさ であること(十分な生活空間が確保できていること) 最後に飼い主である私たちが 掃除 等の維持管理がしやすいかどうかをみて選びます。 汚れの取りにくい構造のゲージだと放置され不衛生になるので掃除が行き届きやすいものを選びます。 ゲージの大きさ🕊 ゲージの大きさは   横幅30センチ以上・高さ40センチ以上  の物が適当です。 これは愛鳥が羽を大きく広げた時に前後左右どこにも接触しない最低限の広さです。 もちろん ゲージ内を移動して運動もするので それ以上のスペースを十分に確保することが必要になります。 バードトイなどのおもちゃ類はその子の動線を考えた上で、安全に遊べるものを選んで取り付けていきます。 ゲージ内で止まり木に 高低差をつける ことによって多くの運動をすることができます。 止まり木や バードトイ などは少し多めに用意をしてゲージ内の環境を変えていくことも刺激になり鳥も暮らしが楽しくなります。 ゲージの設置場所🕊 ゲージは室内の中で1番快適に過ごせる場所に設置をしてあげましょう。 飼い主が主に過ごす空間に設置する事でお互いの姿や声が聞こえるので安心します。  良い置き場  ・部屋の明るい場所 ・室内を見渡せる場所 ・ゲージの背後が壁になっている場所 ・周囲に物がない場所  悪い置き場  ・エアコンの風が直接当たる場所 ※囲いがあり避ける工夫があれば大丈夫です ・ドアやカーテンなどの開閉が頻繁な場所 ・ゲージより高い位置に家具がある場所 ・窓ガラスのある場所 ゲージを置く場所は安定した台などに乗せて耐震対策をして、台の固定と台とゲージの間も滑り止めマットなどを敷きます。 小さなゲージですが愛鳥にとっては大きな家です。 安全であることが前提で、いつでも見守れる位置で安心する暮らしを提供してあげたいですね💕 放鳥時の工夫🕊 室内を少し工夫するだけでも 放鳥中の運動量を増やす ことに繋がります。 室内にも高低差があるように各所に止まり木やプレイジムやスタンドなどを設けることで飛んでいった先に止まれる場所があるのでそこに向かって飛ぶという運動が生

文鳥の止まり木

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鳥の本能は外敵から身を守るために高いところや見晴らしの良い場所を好み、自身の周囲が安全であることを常に確認しながら暮らしています。 家で過ごす文鳥たちは安心しきって足元でくつろぎ眠る子もいますが、肩や頭の上など比較的高い所に止まりくつろぐ子も見られます。 理想の止まり木の太さや材質🕊 ゲージの中で高低差をつけ工夫して止まり木などを設置しているかと思いますが、自然界で更に高い木々に止まり風によって木々は揺れています。 この揺れている中でも上手にバランスを取ることができるのでブランコなども好みます。 止まり木(パーチ)が太くても細くても上手に掴み乗ることができますが、理想的なパーチの太さは止まり木を掴んだ時に 円周の約7割(2/3のを掴む)くらいの太さのパーチが良い とされています。 フィンチや小型インコなど小型用パーチは円周が約12ミリ・オカメインコなどの中型用は円周が15ミリ程のものが付属されている事が多いですが、付属する止まり木だけを使用するのではなくいくつかのパーチを用意してあげて様子をみていくことで段々とその子の好みが見えてくるので飼い主が好き嫌いを見極めていくことが大切です。 🌳天然木材等で文鳥にも安心して使える木があります🌳 リンゴの木…果樹で様々な種類があり、小枝をおもちゃとして市販されていたりします。 ナシの木…果樹で表面が滑らかですがでこぼこもあるため脚力の弱い子も爪掛りの良い形状になっています。 ユーカリ…コアラの食料として知られている木ですが鳥も好む材質です。 他にもクヌギ・シカラバ・竹・山桃・ キウイなどの枝も好まれます。 インターネットで鳥の止まり木やおもちゃ等様々な商品が売られていますが、鳥に対して害のある植物 (木材) を良しとして販売しているお店もあることも🚫 素性のわからない流木やヤニが出ている木材やカビが発生しているもの、朽ちかけている木材や芽や葉がついているものなどは避けなくてはいけません。 市販の物を購入する場合は材質がきちんと表記されている物を選びましょう。 DIYをされる方は木材を揃える時に使用可能な天然木材を選び、希望の木材がない場合は苗園や木工材業者さんがインターネット上で販売している会社もあるので、 産地が分かる原木を指定して安全な木材を入手するよう にしてください。

文鳥のために防災を考える

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先日 鳥と一緒に生き残る防災BOOK という書籍を拝読させていただきました📖 既に拝読された方も多くいらっしゃると思いますが、我が家の現状把握とこれからできる対策などを改めていこうと考えました。 愛鳥を守るためには私達飼い主の身の安全が確保されていないと守ることができません。 災害時はどこでどのように何が起こるのか分かりません。 様々な状況を想定し、 日頃から準備をしておく事がとても大切 だということを改めて考えさせられました。 我が家の現状・準備できていること🕊 ・餌を切らさないこと…4割以下になったら早めに追加購入をする ・餌を小分けにして圧縮して保管する…大・中・小とグラムで分けて保管 ・ペットボトルのお水は箱で常備しておく ・瞬間冷却剤や保冷剤やホッカイロの常備  (人間も使うので常に多めにストックがある) ・持ち出し用のキャリーやプラケースとそれを入れるカバンの用意 ・温度湿度計の予備と電池 現状はこのくらいの準備と、飼い主の防災カバンの中には鳥にも使えるように多めに新聞紙やタオルなどを入れてあり、持ち出しキャリーなどは通院等で既に準備ができていますがそれは 災害を想定したものではありません でした😥 拝読するともっと沢山の必需品や便利な物の紹介がされており代用品なども知らない事も多かったです。 経験から学ぶ対策🕊 近年地震や天災によって各地で様々な被害が出ていますが、幸いなことに我が家ではまだ大きな被害経験はありません。 少し離れた町内では冠水し車が動かなくなったり、床上浸水によって家屋に被害があった場所もあり、その様子を見聞きすると恐怖を感じますしその場に居合わせた時に冷静な判断ができるのか不安でいっぱいです。 過去に台風による停電で1日半ほど電気の復旧が見込めない時がありました。 まだ文鳥をお迎えしてない時だったのですが家ではずっと海水魚を飼っており 1200×450×600のサイズと 45×45×45サイズのオーバーフロー水槽が設置されていました。 大きい水槽には300リットルという大量の海水が入りサンゴや海水魚がたくさん泳いでいました。 あと半日電気が復旧しなかったら最悪海水魚は全滅していたかもしれません🐠 我が家はオール電化で太陽光のパネルを設置していたので日中は発電された電気によって問題なく過ごせていましたが、太陽光が当

文鳥の暑さと寒さ対策

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鳥は一部の種を除き哺乳類と同じ 恒温動物 で、雛の時期だけ 変温性 に変わります。 変温性の時期は特に温度管理を徹底しないとすぐに弱ってしまいます。 鳥の体温は約40〜42℃と高く、止まり木で休んだ静止状態から素早く飛び立つことができます。 体温が高いので疾病時に発熱する事は殆どなく、発熱によって活動量が減らないため病気の発見が遅れることもあります。   暑い時の体温調節の仕方🕊 鳥は幹線がない為、体表からの蒸散ができません。 そのため血管を膨張させて 足や脇など羽のない無羽域から熱の放散 をさせます。 羽を寝かせることで綿羽容積を少なくさせて体温を逃げやすくしたり、羽を広げることによって脇の無羽域をさらし体温を逃げやすくします。 代謝を落とすことによって熱の発生を防ぐこともします。 鳥の内臓は気嚢に直接接触しているため効率よくに熱を逃がすことができます。 浅速呼吸(あえぎ呼吸・パンチング)といった呼吸で気嚢や肺から液体を蒸発させることで熱が解散されます。 高臨界温度に達してしまうと浅速呼吸でしか熱の発散を行うことができなくなります。 浅速呼吸が激しくなることによって代謝が上がったり熱が起こり体温が急激に上昇しそれが長時間続くと死に至る場合があります。 脱水時や湿度が高い時などは特に臨界温度になりやすく、湿度が75%以上で外気温が38度の状態が長時間続くと危険です。 絶対に飲み水を切らさないよう熱中症に気をつけます。 ※あえぎ呼吸中に無理やり水は飲ませると誤嚥(誤って気管に入る)の危険があり、それによって肺炎になってしまう恐れがありますので無理やり飲ませてはいけません。 停電によって エアコンが使えない場合には 保冷剤や瞬間冷却剤 を使用します。 瞬間冷却剤はずっと冷たいままではないので、取り替えられるようにいつか準備をしておくといいです。 うちわやミニ扇風機などで風を送ることも暑さ対策で有効ですが直接風を当てるので鳥の様子を見ながら行います。 寒い時の体温調節の仕方🕊 寒い時は熱を作り体温の放散を防ぐために制御を行います。 血管を収縮させて体表の特に足の部分から熱が放散しないよう制御します。 熱は動脈から静脈に受け渡されて体外に放散されにくくなっています。 膨羽(羽を立たせて膨らませる)によって綿羽容積を増加させて体温を逃げにくくします。

文鳥のおやつに豆苗

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文鳥のおやつとして、シードや新鮮な青菜・果物など与える飼い主さんが多いと思います。 青菜の中でも実は 豆苗が凄く栄養豊富で良い のをご存じですか?✨ 家でも簡単に水耕栽培ができるため常備菜として置いてる飼い主さんも多いのではないでしょうか🌱 文鳥に与えても良い青菜の中に豆苗がありますが、豆苗はえんどう豆の若葉になります。 豆苗には三大栄養素であるタンパク質も含まれている優秀な青菜です。 ※三大栄養素…タンパク質・炭水化物・脂肪 小松菜との比較🕊 青菜といえば『小松菜』が最初に呼ばれるくらい愛鳥家さんの間では常備菜となっているのではないでしょうか🥬 実は小松菜よりも豆苗のほうが栄養豊富で 愛鳥にも飼い主にも嬉しい事 があるんです。 主な主成分🌱 タンパク質・カルシウム・カリウム・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・リン 鉄・亜鉛・銅・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビタミンC・食物繊維 ずらりと並ぶ主成分の多さからも栄養豊富だと分かって頂けると思いますが特に一部の成分が特出しているのです。 小松菜の 2倍 の栄養がある成分…タンパク質・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6 小松菜と 同等 の栄養がある成分…βカロテン・ビタミンC これだけ栄養豊富な豆苗は安価であることと、スーパーなどで手軽に入手できる事に加えて豆苗は品質管理された工場からの出荷物が多く 農薬等の心配もありません 。 どんな働きがあるの?🕊 抗酸化作用があり止血の役割も担う ビタミンK や ビタミンE のほか、免疫力を高める 葉酸 や パントテン酸 が多く含まれていてとても栄養豊富です。 ビタミンB群の働き ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変えて糖の代謝を助ける役割があります。 ビタミンB1の欠乏により神経の糖代謝阻害が起き多発性神経炎を起こします。 神経炎は足から始まり 脚気(かっけ) と呼びます。 症状が進むと食欲低下や開口呼吸を起こし痙攣が起きて最悪死に至る場合があります。 ビタミンB1は殻類に含まれいるので近年の症例は少ないですが、育雛中に粟玉飼育された個体で発生します。 粟玉は粟を精白したむき粟に卵黄を添加して加熱して乾燥した物がほとんどで、精白し

文鳥に欠かせないビタミンD3

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文鳥は1日に最低15~30分程度の日光浴が推奨されています。 日光浴をさせる目的はホルモンバランスを整える役割と、中波紫外線(UV−B)を浴びて ビタミンD3を生成する必要があるから です。 ビタミンD3はUV−B(280nm〜320nm) 程度の中波紫外線の照射を受ける事で生成されます。 日光浴で補う🕊 日光浴不足が不十分だとビタミンⅮ3欠乏症の原因となります。 天候に左右される為紫外線ライトによって補うことができます。 UV−Bはガラスを通過しにくいのでガラス越しの日光浴は避けます。 網戸越しでも十分に紫外線が通るのでゲージごと移動が難しい場合はキャリーなどの入れ物に移して日光浴をさせます。 日頃からキャリーを利用し慣れさせておくと通院時なども嫌がらずメリットも💡 夏場は直射日光に注意しゲージの半分が日陰になるよう設置します。 冬場は寒くゲージ内の温度も低くなるので温度管理に注意します。 ビタミンD3欠乏🕊 ビタミンD3の欠乏は代謝性骨障害をもたらします。 ビタミンD3は必要性も高いビタミンですが許容量が狭いので過剰にならないように注意が必要です。 ビタミンD3・カルシウム・リンの欠乏によって起こる病気 幼鳥期はくる病・ 成鳥期では骨軟化症と呼びます。 骨の石灰化障害が起こり骨化してない状態の組織が増加します。 跛行(正常に歩けない)・成長遅延・湾曲した上顎・O脚・波打った竜骨などが見られます。 骨粗鬆症・骨折・卵塞などが生じやすくなり、低カルシウム血症から神経症状を招くこともあります。 鳥類の雛は哺乳類の約5倍の速度で成長すると言われていて、特に成長の早い雛の時期にビタミン・カルシウム・リンは不可欠です。 鳥類の栄養学に基づいて研究開発された パウダーフード はくる病を引き起こす可能性が低いとされており 育雛に欠かせない フードとなっています。 初期であれば適切な栄養管理によって石灰化は正常になりますが大きく変化してしまった骨の歪みは戻りません。 シード食の飼鳥はビタミン剤でのベースアップが必要となります。 普通はサプリメントの推奨量やペレットの含有量の少量でも体内で生成される為、ビタミン D 3は必要以上に生成されず過剰症は発生しません。 過剰症はサプリメントの過剰投与など外部から多くのビタミンD3を摂取した時に体内に蓄積さ

文鳥の過緊張性発作

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文鳥は過度な緊張により突発的に発作が起こる場合がありますがそれを 過緊張性発作 といいます。 発作が起こる時に突然意識が低下したり意識の消失はしません。 発作後は後遺症が残ることは稀だと言われていますが発作が重度の場合には脳神経へのダメージが生じて脳障害症状が残る場合や、最悪死に至る可能性があります。 特に高齢の文鳥は心臓への負担も多く問題となっています。 発生する原因から予防まで🕊 過緊張性発作は鳥類の中でも特に文鳥が多いとされています。 統計では白文鳥に多く次いで桜文鳥、シルバー文鳥と続くとされています。 神経質な個体や特にオスに起こるケースが多いです。 高齢になると頻度が増していく傾向にあります。 よく起こる事例は診察時にキャリーから出した時などに暫くして挙動不審になり、キョロキョロそわそわする行動が始まります。 左右不対称な  強直間代性痙攣  (足や翼が硬直しバタバタさせた痙攣)が起こります。 次第に目を閉じ、開口呼吸、舌なめずり、呼吸促迫、発声呼吸が起こり起立困難となり虚脱してしまいます。 保定中に発作が起こっても挙動不審や痙攣に気付きにくいため、保定を解除した時にいきなり虚脱するので失神したかのように見えます。 通常は数分も経たずに立ち上がり暫くは半眼で開口呼吸をしますが段々と落ち着きます。 原因が分からない為、神経性疾患(心因性発作)なのか中枢性神経疾患(てんかん)なのか医師の間でも判断が分かれるそうです。 品種で偏りが見られることから 遺伝的な要素が関与 していると考えられているそうです。 過度な緊張によって誘発されるため、知らない環境で緊張したり診察等で見慣れぬ人に見つめられるなどして生じることがあります。 他の疾患が関与しているという場合もあります。 極力過緊張を起こすような状況を作らない事で予防ができます。 通院などでキャリーを使う際に入るのを拒み逃げ回ったりする個体もいますので、 日常的に キャリーを活用して日光浴などを楽しませて 慣れさせる という方法もあります。 過緊張が軽度であれば内科治療は必要ありませんが、重度である場合には高頻度に発作が起きる場合は抗不安薬や抗てんかん薬が処方される場合があります。 高齢の文鳥や心疾患のある個体の場合は強心剤が投与される場合があります。 過緊張と類似した症状🕊 パニック ・・・突然激し

文鳥の羽毛

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鳥の最大の特徴は前足から変化した 翼 を持ち空を飛べるということです。 軽量化と保温を実現する毛に覆われた体ですが、骨にも隙間があり軽さを追求しています。 翼の一番外側の羽毛は長く硬い風切羽となっており体を空中に浮かせて前進させる働きをします。 陸上で暮らす小さな恐竜だったと考えられている鳥ですが、大空を飛ぶことを選んだ鳥の体は独自の進化を遂げています✨ 鳥の飛び方にも色々違いがあり文鳥などは軌跡が直線的なので 直線飛行 と呼ばれます。 羽ばたきと休止を交互に行うことで大きな波を描くように飛ぶのを 波状飛行 と呼びます。 たまごを温めるのも羽毛が活躍🕊 鳥は飛ぶために卵生を選択し進化してきました。 爬虫類から分かれて進化した鳥類ですが、メスは爬虫類と同じく卵を産みます。 体が重くなると飛べない為に哺乳類のようにお腹の中で育てることはしません。 一つずつ産んだ卵をまとめて温めて雛が巣立ちするまで餌を与えて育てます。 卵を温めるのに役立つのも羽毛で、膨羽して卵を包むように温める姿が見られます。 周りの温度が下がると体温も下がる変温動物に対して鳥類と哺乳類は周りの温度が下がっても体温をほぼ一定に保つことができる 恒温動物 です。 変温動物は寒くなると活動能力が大きく低下してしまいますが、恒温動物は寒いところでも活動ができます。 そのおかげで鳥の生存圏が拡大されて種類も増えていきました。 換羽と生え変わり時の注意🕊 換羽とは鳥の羽毛が抜け替わることです。 換羽をトヤと呼ぶのは換羽中の猛禽が部屋(トヤ)に入ったきり出てこないことから由来とされています。 成長になる前に幼羽を換羽し、成鳥になると年に1回から2回ほど換羽が行われます。 羽毛の主原料はタンパク質であり羽毛が発育している期間は体の代謝率が30%も増加すると言われています。 このため栄養供給量が多くなりタンパク質の必要量は倍増(全食餌量の約20%)になります。 換羽が始まった頃は栄養のあるごはんや栄養剤などで助けてあげる必要がある場合もありますので様子をみてあげます。 雛 ・・・鳥の成長における最初の段階です。 卵から孵化し最初の正羽(幼羽)が生え揃い親鳥の世話を受けなくなり一人立ちするまでの期間です。 幼鳥 ・・・幼羽が1回目の冬場に換羽するまでの期間です。 若鳥 ・・・1回目の冬羽から成長羽に換羽するまで

文鳥の放鳥時間と注意すること

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野生と違いゲージの中で過ごす鳥は運動不足が続くと代謝が悪くなります。 代謝が悪いという事は肥満に繋がり様々な病気を引き起こしてしまいます。 毎日一定の時間はゲージの外に出し自由に飛ばせて運動させることが必要です。 放鳥時間の目安🕊 1回の放鳥時間は 15分から1時間程度 が適当だと言われています。 なかなか時間が取れない時には朝は短く夜は長めに時間を設けたりして2~3回に分けて放鳥させてあげるという事でも大丈夫です。 実際は飼い主の生活リズムに合わせたスタイルになるのが殆どの為、目安として覚えておいてくださいね。 放鳥する前と放鳥中の注意点🕊 放鳥する前に必ず行うべき事は大きく分けて3つです。 ・窓やドアが閉まっているか ・部屋の中に危険なものがないか ・放鳥することを家族全員が認知しているか 事前に確認して危険を取り除く事が安心の放鳥タイムに繋がります。 もちろん放鳥中は愛鳥から目を離さず、常に位置を確認し見守る必要があります。 複数羽で放鳥中でも一羽一羽の位置をしっかり確認します。 放鳥中はドアの開閉や足元にも十分注意して極力ゆっくり歩き移動しましょう。 大好きな飼い主の後をホッピングで着いてくる子も多いです。 個性がいっぱい🕊 同じ親から生まれた子供でも性格や体格に違いができるように同じ種類の鳥でも性格や体格が一羽ごとに違ってきます。 顔つきや頭の大きさはもちろんですが羽毛の色や体臭も同じではありません。 臆病な子や好奇心旺盛な子や甘えん坊だったりとそれぞれ個性が感じられます。 関心を持っていそうなことを察して タイミングを逃さず言葉をかけてあげたりする事でその子独自の好きな事が増えていきます。 放鳥時も個性が発揮されるのでゲージから勢いよく飛び出し部屋いっぱいに元気よく飛び回る姿が見られる一方であまり飛び回らず飼い主の傍に戻り肩などでくつろいでいる子もいるかと思います。 ゆっくりしている子を運動させないとと無理やり飛ばせる必要はありません。 飼い主が大好きであれば自分が移動すれば飛んで来たり、ホッピングで着いて来たりと実は運動しいます。 我が家の文鳥もすり足で歩く後を追いかける鬼ごっこや高いところで寛いでる時に名前を呼ぶと返事して飛んで来たりと色んな過ごし方でしっかり運動できています。 雛の頃にわがままにさせない🕊 雛の頃に愛情いっ

文鳥にとって危険な食べ物・金属・植物など

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鳥は本能的に拾い食いの習性があるため足元に落ちているものをくちばしで拾い上げた時に飲み込んでしまうことがあります。 落ちている物がペレットやシードでがあれば問題がないですが、それが万が一危険物であった時は最悪死に至る場合があります。 大切な愛鳥の為に危険な物を確認してみて下さいね✍ 身近に潜む危険な物🕊 金属のかけらや観葉植物の葉っぱ、人間の食べ物など放鳥する部屋の中には私たちが想像してる以上に危険なものがいっぱいです。 ・金属類・特に鉛・亜鉛 ・スクラッチカードの削りカス ・人間が飲んでいる薬 ・菓子類(特にチョコレート) ・一部の果実(アボカドなど) ・ 観葉植物とその肥料 ・ タバコ・化粧品・ペンキ・ 壁紙・防虫剤・殺虫剤 布類や紙類、ホチキスの芯など飲み込んでしまいそ嚢に溜まってしまったり腸閉塞を起こす事もあるそうです。 そういった状況になった時には薬物では対処出来ず、 外科的な手術 で取り出さなければならず大変な状況を招いてしまいます。 アンティーク家具やメッキされた家具のなど 調度類を舐めたり囓って中毒症状を起こす場合もあります。 カーテン下部に錘が縫い込まれている製品がありカーテン囓りした際に錘を誤って齧ったり誤飲したりする事例もあります。 釣り道具などは放鳥時にわざわざ広げる事はしないですが、片付けの際に見落として落としたままの物を誤飲といった事もあるそうです。 お子さんがいる家庭では 消しゴムのカス は身近な危険な物です。 これも誤飲してしまうとそ嚢に溜まり危険ですので、学習時には極力放鳥せずに消しカスは全て撤去し綺麗に片付いた状態で放鳥してあげましょう。 主治医の先生から伺ったお話では電気の通っているコードをかじって感電をしてしまう事故などもあったりするそうで、後悔のないように危険を取り除く事も大切ですが1番は放鳥時に目を離さず見守ることが必要です。 鳥が金属を誤飲誤食することで発症する重金属中毒は多く発症しているのが現状です。 残念な事に重金属中毒の場合は摂取した量や個々の体質によって症状が出てくるのに時間かかる場合があると言われています。 病院ではレントゲンによって異物の確認や血液検査による血中の重金属濃度の測定を行う事ができます。 重金属中毒が確認された場合には痙攣を抑える薬や解毒剤による治療が行われます。 鉛中

鳥の呼吸について

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鳥の体内には他の動物には見られない気嚢(きのう)という器官があります。 体に必要な酸素を効率よく取り入れるための仕組みがあり、恐竜も同じ気嚢のシステムを持っていたと言われています🦕 気嚢があるため鳥は 吐く・吸う の行為を   同時  に行うことができ、常に新鮮な酸素を肺から取り入れることができます。 ですが呼吸器系に細菌等が入り込んだ時は体中に広がった気嚢により症状は全身におよんでしまい慢性化すると治りにくいのです。 呼吸の異変や異音について🕊 文鳥の呼吸は 無音 です。 呼吸に違和感や苦しさを感じている時はいつもより肩が大きく動いたり、尾羽が上下に大きく揺れたりします。 ・温度が適温で興奮状態でないのに開口呼吸をしているとき ・浅く早い呼吸をしているとき ・激しく動いた後に呼吸が整わずにいるとき ・喉の奥からプツプツ、ヒューヒュー、きゅうきゅうなど異音があるとき 上記のような異常な呼吸がある場合はウイルスや細菌・真菌などの病原体の侵入によって起こり、鼻炎・副鼻腔炎・ 気管炎・ 鳴管炎・気管支炎・肺炎・気嚢炎といった病気が考えられる場合があります。 鳥のくしゃみは鼻孔に異物が入った時や空気中の刺激物に反応した時のような一時的なものから、鼻炎や副鼻腔を起こした時に起こります。 細菌感染によって鼻炎副鼻腔を起こしている場合はくしゃみと共に鼻汁が出たり、くしゃみと一緒に鼻水を飛ばす事があります。 軽い鼻炎だったものが気づくのが遅れて併発すると目の周りが腫れるなどの新たな症状が出て酷くなります。 呼吸器系の疾患で気をつけたいのが 鳥クラミジア症 (オウム病)です。 オウム病というのは一般的に人間側で使う病名で鳥の場合は鳥クラミジア症と呼びます。 人間で例えるとインフルエンザに似た症状で肺炎や脳炎に至ることがありますが、鳥の場合は喉の異音や咳くしゃみなどの症状や呼吸困難などの呼吸系の様々な症状を引き起こします。 肝臓や膵臓が腫れることも多く食欲不振や震えなどの症状も伴います。 人間に対する感染力は強くはないですが飼育している鳥が鳥クラミジア症を発症した場合には鳥の早期完治と人間への感染防止のために徹底した消毒などの衛生管理が必要になります。 ※鳥クラミジア症を保菌しているかどうかは血液検査と糞便検査によって鳥クラミジア症の遺伝子を検出するという方法で確認をす

文鳥の糞色と形を知ろう

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文鳥を含む飼鳥は毎日の健康チェックが大切ですが最も必要なる事は糞のチェックです。 毎日のごはんとお水の交換をしながら糞の観察もしてみて下さいね💡 文鳥は消化速度が速く糞の量はインコの4~5倍の量をします。 成鳥までは回数も多く10分間に1~2回し1日少なくても50回位は糞をします。 鳥類の排泄に対するしくみ🕊 鳥類は 糞と尿は分かれることなく一緒に排泄 されます。 排泄腔が肛門と尿道口に分かれておらず膀胱もない為、尿は肝臓から尿管を伝わって総排泄腔(体内の管の終点場所)の中に移動します。 腸自体が短く大腸はほんのわずかしかない事に加えて総排泄腔は大きくないので一定量の糞がたまると鳥は便意を感じてすぐ排泄します。 短い周期で糞をするのは空を飛ぶことを前提に発達し、少しでも体重を軽くするためです。 消化吸収を終えた排泄物を体の中に留めずにすぐ排出する仕組みになっています。 ※発情期のメスは排泄回数が減り溜め糞をする場合がありますが心配いりません。  オスも同様に卵を抱いている時などは排泄しないので溜め糞をします。  大きさが通常より大きいですが色や形に異常がなければ心配はいりません。 健康な糞の見方🕊 健康な便はしっかり盛り上がっています。 白いねっとりとしたものが尿酸で便と尿酸の周囲に広がっている水分が尿です。 尿が多くても便の形がしっかりしていれば下痢ではありません。 何かに驚き一時的な下痢をすることもありますが何度も下痢が続くようであればを獣医師に相談をして下さい。 便や尿が いつもと違う形 をしている場合も要チェックです💡 下痢の場合は柔らかく広がるような便が出ます。 尿が異常に多い場合には便の割合に対して水っぽく広がります。 餌に着色料が入っている場合などはその色が便について正確な便の色が分からない場合がありますので、健康チェックのためには極力着色料の含まれない餌を与えることも大切なポイントです✍ 糞の色で分かるサイン🕊 シード食の糞は …緑褐色の糞に白い尿酸その下の水が尿になります。 ペレット食の糞は…黄土色の糞に白い尿酸その下の水が尿になります。  白色  …デンプンの消化ができておらず膵炎や膵臓の機能不全の可能性があります。 体の冷えや餌が合わない時に一時的に白くなる事もありますが、保温して様