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文鳥の脚について

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地上を移動する時の移動方法は鳥の種類によって異なります。 人間と同じように片方ずつ交互に出す ウォーキング と呼ばれる方法と両足を揃えて跳ねるように移動する ホッピング という方法です。 両方を使い分けるような鳥もいますが文鳥は主にホッピングで移動し時折ウォーキングを見せてくれる貴重な姿もあります✨ 移動方法に違いがあるのは、 食べ物を探す時に 地上で探すか・木の上で探すか によって歩行の仕方や止まり方などの違いがあります。 文鳥の脚の皮膚について🕊 文鳥の脚は 脚鱗(きゃくりん) と呼ばれる鱗状の皮膚に覆われており健康な文鳥は見た目がピンク色をしています。 脚に古い角質が溜まると足の表面が厚く硬くなり、ガサガサと白っぽい見た目になります。 そういった症状になる事を はばき(脛巾) といい、文鳥が時折脚を突くのはグルーミングの一環としてはばきをくちばしで剥ぎ取ろうとしているので心配はありません。 はばきが付き過ぎると血行不良になり脚を動かしにくくなってしまうので自らお手入れをするのです。 ですが文鳥の代謝が落ちていたり、病鳥や老鳥になると段々と脚の皮膚が角質化して白く硬くなっていきます。 はばきと呼ばれる由来は昔の武士や旅人などが身軽に動くことができるように膝から足首までを藁や葉などを巻いて身につけた道具と見た目が似ていることでそのように言われるようになりました。現代のすね当てと同じですね💡 はばきに隠れた病気🕊 はばきが起こる原因は ビタミンA欠損症や甲状腺機能低下が疑われます が原因がなかなか特定できない場合もあります。 寒い季節に症状が強くなり、暖かくなると色が標準に近くなることが多く、人間で例えると霜焼けのように見えます。 所見は赤みがかった色ですが段々と紫色に変化するように、明らかに色の違いが出るので飼い主も判断できます。 文鳥はこの状態でも痛がったり痒がったりすることはなく普段と変わらず生活をしてしまう個体も多くいます。 はばきにならないように 予防できる事は ビタミンやミネラルが不足しないように 栄養バランスが整った食事をする事 です。 主食がペレットでない場合は補足として獣医師の指示の元でビタミン剤などを添加して日常的に予防を行って下さい。 脚やくちばしの付け根などの羽毛のない部分が白い粉

文鳥の肥満と痩身

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鳥は人と同じで栄養バランスが整った食事を食べることによって健康な体が維持されて長生きする可能性が高くなります。 間違った食事がその子の寿命を縮めてしまったり病気を招くことになります。 私たちと一緒に暮らす愛鳥は常に安全なゲージの中でいつでも食べ物が置いてあり好きな時に食べて1日に必要な分のエネルギーを摂取します。 飼い主の食べ始めに合わせて食事をする子もいますが日中留守にしている子も全く食べないことは少なく、少しは食べて休むを繰り返しゲージ内で自由に過ごしています。   食べることは生きること🕊 野鳥に比べて食べ物に執着がない子は生命の維持を保つ為に食事を工夫して食べさせる必要があります。 1日どのくらいの食事が食べられているのかは、 食前・食後の餌箱の重さを測る と分かります。 毎日の体重と食事の量を見て必要な分の食事が食べられているか把握して下さい。 ※体重の10分の1が適用量です 食事は幼鳥期に様々な種類のものを口にさせて慣れさせるということが必要です。 幼い頃に食べた経験がないものを大人になってからすんなり食べる子はなかなかいません。 例えばペレットを今後の主食に考えている場合は、幼鳥の挿し餌時期からペレットを砕き味を覚えさせて慣らしていくことで受入れ易くなります。   常に食べ物があるという環境で過ごす事で食欲旺盛な子はどんどん太ってしまうという場合もあります。 人と同じで鳥も太りすぎてしまったら体に支障が出てしまいます。 体が重くなってしまうと飛ぶことが難しくなり、体を支えることができず止まり木に掴まれなくなりゲージの床に落ちてしまうことが増えます。 さらに肝臓にも負担をかけてしまい、タンパク質の合成をしてくれる 肝臓は換羽期にとて大切な器官 です。 肝臓機能が落ちてしまうと換羽期に正常な換羽が行われなくなります。 個体差によって違いがあるので標準を保つということは難しいのかもしれません。 ですが飼い主である私達が痩せすぎ・太りすぎを回避させるには獣医師の指示の下で必要な食事量と必要な栄養素を与えられるように試行錯誤し工夫していく必要があります🍚 必要な栄養はたくさん🕊 文鳥はタンパク質・炭水化物・脂肪の他、動物性タンパク質や植物性タンパク質のほか、カルシウムやヨードなどのミネラル類が不足しても体調を崩してしまいます。 青菜や果物などから栄養素の

文鳥の止まり木

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鳥の本能は外敵から身を守るために高いところや見晴らしの良い場所を好み、自身の周囲が安全であることを常に確認しながら暮らしています。 家で過ごす文鳥たちは安心しきって足元でくつろぎ眠る子もいますが、肩や頭の上など比較的高い所に止まりくつろぐ子も見られます。 理想の止まり木の太さや材質🕊 ゲージの中で高低差をつけ工夫して止まり木などを設置しているかと思いますが、自然界で更に高い木々に止まり風によって木々は揺れています。 この揺れている中でも上手にバランスを取ることができるのでブランコなども好みます。 止まり木(パーチ)が太くても細くても上手に掴み乗ることができますが、理想的なパーチの太さは止まり木を掴んだ時に 円周の約7割(2/3のを掴む)くらいの太さのパーチが良い とされています。 フィンチや小型インコなど小型用パーチは円周が約12ミリ・オカメインコなどの中型用は円周が15ミリ程のものが付属されている事が多いですが、付属する止まり木だけを使用するのではなくいくつかのパーチを用意してあげて様子をみていくことで段々とその子の好みが見えてくるので飼い主が好き嫌いを見極めていくことが大切です。 🌳天然木材等で文鳥にも安心して使える木があります🌳 リンゴの木…果樹で様々な種類があり、小枝をおもちゃとして市販されていたりします。 ナシの木…果樹で表面が滑らかですがでこぼこもあるため脚力の弱い子も爪掛りの良い形状になっています。 ユーカリ…コアラの食料として知られている木ですが鳥も好む材質です。 他にもクヌギ・シカラバ・竹・山桃・ キウイなどの枝も好まれます。 インターネットで鳥の止まり木やおもちゃ等様々な商品が売られていますが、鳥に対して害のある植物 (木材) を良しとして販売しているお店もあることも🚫 素性のわからない流木やヤニが出ている木材やカビが発生しているもの、朽ちかけている木材や芽や葉がついているものなどは避けなくてはいけません。 市販の物を購入する場合は材質がきちんと表記されている物を選びましょう。 DIYをされる方は木材を揃える時に使用可能な天然木材を選び、希望の木材がない場合は苗園や木工材業者さんがインターネット上で販売している会社もあるので、 産地が分かる原木を指定して安全な木材を入手するよう にしてください。

文鳥の暑さと寒さ対策

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鳥は一部の種を除き哺乳類と同じ 恒温動物 で、雛の時期だけ 変温性 に変わります。 変温性の時期は特に温度管理を徹底しないとすぐに弱ってしまいます。 鳥の体温は約40〜42℃と高く、止まり木で休んだ静止状態から素早く飛び立つことができます。 体温が高いので疾病時に発熱する事は殆どなく、発熱によって活動量が減らないため病気の発見が遅れることもあります。   暑い時の体温調節の仕方🕊 鳥は幹線がない為、体表からの蒸散ができません。 そのため血管を膨張させて 足や脇など羽のない無羽域から熱の放散 をさせます。 羽を寝かせることで綿羽容積を少なくさせて体温を逃げやすくしたり、羽を広げることによって脇の無羽域をさらし体温を逃げやすくします。 代謝を落とすことによって熱の発生を防ぐこともします。 鳥の内臓は気嚢に直接接触しているため効率よくに熱を逃がすことができます。 浅速呼吸(あえぎ呼吸・パンチング)といった呼吸で気嚢や肺から液体を蒸発させることで熱が解散されます。 高臨界温度に達してしまうと浅速呼吸でしか熱の発散を行うことができなくなります。 浅速呼吸が激しくなることによって代謝が上がったり熱が起こり体温が急激に上昇しそれが長時間続くと死に至る場合があります。 脱水時や湿度が高い時などは特に臨界温度になりやすく、湿度が75%以上で外気温が38度の状態が長時間続くと危険です。 絶対に飲み水を切らさないよう熱中症に気をつけます。 ※あえぎ呼吸中に無理やり水は飲ませると誤嚥(誤って気管に入る)の危険があり、それによって肺炎になってしまう恐れがありますので無理やり飲ませてはいけません。 停電によって エアコンが使えない場合には 保冷剤や瞬間冷却剤 を使用します。 瞬間冷却剤はずっと冷たいままではないので、取り替えられるようにいつか準備をしておくといいです。 うちわやミニ扇風機などで風を送ることも暑さ対策で有効ですが直接風を当てるので鳥の様子を見ながら行います。 寒い時の体温調節の仕方🕊 寒い時は熱を作り体温の放散を防ぐために制御を行います。 血管を収縮させて体表の特に足の部分から熱が放散しないよう制御します。 熱は動脈から静脈に受け渡されて体外に放散されにくくなっています。 膨羽(羽を立たせて膨らませる)によって綿羽容積を増加させて体温を逃げにくくします。

文鳥に欠かせないビタミンD3

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文鳥は1日に最低15~30分程度の日光浴が推奨されています。 日光浴をさせる目的はホルモンバランスを整える役割と、中波紫外線(UV−B)を浴びて ビタミンD3を生成する必要があるから です。 ビタミンD3はUV−B(280nm〜320nm) 程度の中波紫外線の照射を受ける事で生成されます。 日光浴で補う🕊 日光浴不足が不十分だとビタミンⅮ3欠乏症の原因となります。 天候に左右される為紫外線ライトによって補うことができます。 UV−Bはガラスを通過しにくいのでガラス越しの日光浴は避けます。 網戸越しでも十分に紫外線が通るのでゲージごと移動が難しい場合はキャリーなどの入れ物に移して日光浴をさせます。 日頃からキャリーを利用し慣れさせておくと通院時なども嫌がらずメリットも💡 夏場は直射日光に注意しゲージの半分が日陰になるよう設置します。 冬場は寒くゲージ内の温度も低くなるので温度管理に注意します。 ビタミンD3欠乏🕊 ビタミンD3の欠乏は代謝性骨障害をもたらします。 ビタミンD3は必要性も高いビタミンですが許容量が狭いので過剰にならないように注意が必要です。 ビタミンD3・カルシウム・リンの欠乏によって起こる病気 幼鳥期はくる病・ 成鳥期では骨軟化症と呼びます。 骨の石灰化障害が起こり骨化してない状態の組織が増加します。 跛行(正常に歩けない)・成長遅延・湾曲した上顎・O脚・波打った竜骨などが見られます。 骨粗鬆症・骨折・卵塞などが生じやすくなり、低カルシウム血症から神経症状を招くこともあります。 鳥類の雛は哺乳類の約5倍の速度で成長すると言われていて、特に成長の早い雛の時期にビタミン・カルシウム・リンは不可欠です。 鳥類の栄養学に基づいて研究開発された パウダーフード はくる病を引き起こす可能性が低いとされており 育雛に欠かせない フードとなっています。 初期であれば適切な栄養管理によって石灰化は正常になりますが大きく変化してしまった骨の歪みは戻りません。 シード食の飼鳥はビタミン剤でのベースアップが必要となります。 普通はサプリメントの推奨量やペレットの含有量の少量でも体内で生成される為、ビタミン D 3は必要以上に生成されず過剰症は発生しません。 過剰症はサプリメントの過剰投与など外部から多くのビタミンD3を摂取した時に体内に蓄積さ

文鳥の過緊張性発作

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文鳥は過度な緊張により突発的に発作が起こる場合がありますがそれを 過緊張性発作 といいます。 発作が起こる時に突然意識が低下したり意識の消失はしません。 発作後は後遺症が残ることは稀だと言われていますが発作が重度の場合には脳神経へのダメージが生じて脳障害症状が残る場合や、最悪死に至る可能性があります。 特に高齢の文鳥は心臓への負担も多く問題となっています。 発生する原因から予防まで🕊 過緊張性発作は鳥類の中でも特に文鳥が多いとされています。 統計では白文鳥に多く次いで桜文鳥、シルバー文鳥と続くとされています。 神経質な個体や特にオスに起こるケースが多いです。 高齢になると頻度が増していく傾向にあります。 よく起こる事例は診察時にキャリーから出した時などに暫くして挙動不審になり、キョロキョロそわそわする行動が始まります。 左右不対称な  強直間代性痙攣  (足や翼が硬直しバタバタさせた痙攣)が起こります。 次第に目を閉じ、開口呼吸、舌なめずり、呼吸促迫、発声呼吸が起こり起立困難となり虚脱してしまいます。 保定中に発作が起こっても挙動不審や痙攣に気付きにくいため、保定を解除した時にいきなり虚脱するので失神したかのように見えます。 通常は数分も経たずに立ち上がり暫くは半眼で開口呼吸をしますが段々と落ち着きます。 原因が分からない為、神経性疾患(心因性発作)なのか中枢性神経疾患(てんかん)なのか医師の間でも判断が分かれるそうです。 品種で偏りが見られることから 遺伝的な要素が関与 していると考えられているそうです。 過度な緊張によって誘発されるため、知らない環境で緊張したり診察等で見慣れぬ人に見つめられるなどして生じることがあります。 他の疾患が関与しているという場合もあります。 極力過緊張を起こすような状況を作らない事で予防ができます。 通院などでキャリーを使う際に入るのを拒み逃げ回ったりする個体もいますので、 日常的に キャリーを活用して日光浴などを楽しませて 慣れさせる という方法もあります。 過緊張が軽度であれば内科治療は必要ありませんが、重度である場合には高頻度に発作が起きる場合は抗不安薬や抗てんかん薬が処方される場合があります。 高齢の文鳥や心疾患のある個体の場合は強心剤が投与される場合があります。 過緊張と類似した症状🕊 パニック ・・・突然激し

文鳥の羽毛

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鳥の最大の特徴は前足から変化した 翼 を持ち空を飛べるということです。 軽量化と保温を実現する毛に覆われた体ですが、骨にも隙間があり軽さを追求しています。 翼の一番外側の羽毛は長く硬い風切羽となっており体を空中に浮かせて前進させる働きをします。 陸上で暮らす小さな恐竜だったと考えられている鳥ですが、大空を飛ぶことを選んだ鳥の体は独自の進化を遂げています✨ 鳥の飛び方にも色々違いがあり文鳥などは軌跡が直線的なので 直線飛行 と呼ばれます。 羽ばたきと休止を交互に行うことで大きな波を描くように飛ぶのを 波状飛行 と呼びます。 たまごを温めるのも羽毛が活躍🕊 鳥は飛ぶために卵生を選択し進化してきました。 爬虫類から分かれて進化した鳥類ですが、メスは爬虫類と同じく卵を産みます。 体が重くなると飛べない為に哺乳類のようにお腹の中で育てることはしません。 一つずつ産んだ卵をまとめて温めて雛が巣立ちするまで餌を与えて育てます。 卵を温めるのに役立つのも羽毛で、膨羽して卵を包むように温める姿が見られます。 周りの温度が下がると体温も下がる変温動物に対して鳥類と哺乳類は周りの温度が下がっても体温をほぼ一定に保つことができる 恒温動物 です。 変温動物は寒くなると活動能力が大きく低下してしまいますが、恒温動物は寒いところでも活動ができます。 そのおかげで鳥の生存圏が拡大されて種類も増えていきました。 換羽と生え変わり時の注意🕊 換羽とは鳥の羽毛が抜け替わることです。 換羽をトヤと呼ぶのは換羽中の猛禽が部屋(トヤ)に入ったきり出てこないことから由来とされています。 成長になる前に幼羽を換羽し、成鳥になると年に1回から2回ほど換羽が行われます。 羽毛の主原料はタンパク質であり羽毛が発育している期間は体の代謝率が30%も増加すると言われています。 このため栄養供給量が多くなりタンパク質の必要量は倍増(全食餌量の約20%)になります。 換羽が始まった頃は栄養のあるごはんや栄養剤などで助けてあげる必要がある場合もありますので様子をみてあげます。 雛 ・・・鳥の成長における最初の段階です。 卵から孵化し最初の正羽(幼羽)が生え揃い親鳥の世話を受けなくなり一人立ちするまでの期間です。 幼鳥 ・・・幼羽が1回目の冬場に換羽するまでの期間です。 若鳥 ・・・1回目の冬羽から成長羽に換羽するまで

文鳥にとって危険な食べ物・金属・植物など

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鳥は本能的に拾い食いの習性があるため足元に落ちているものをくちばしで拾い上げた時に飲み込んでしまうことがあります。 落ちている物がペレットやシードでがあれば問題がないですが、それが万が一危険物であった時は最悪死に至る場合があります。 大切な愛鳥の為に危険な物を確認してみて下さいね✍ 身近に潜む危険な物🕊 金属のかけらや観葉植物の葉っぱ、人間の食べ物など放鳥する部屋の中には私たちが想像してる以上に危険なものがいっぱいです。 ・金属類・特に鉛・亜鉛 ・スクラッチカードの削りカス ・人間が飲んでいる薬 ・菓子類(特にチョコレート) ・一部の果実(アボカドなど) ・ 観葉植物とその肥料 ・ タバコ・化粧品・ペンキ・ 壁紙・防虫剤・殺虫剤 布類や紙類、ホチキスの芯など飲み込んでしまいそ嚢に溜まってしまったり腸閉塞を起こす事もあるそうです。 そういった状況になった時には薬物では対処出来ず、 外科的な手術 で取り出さなければならず大変な状況を招いてしまいます。 アンティーク家具やメッキされた家具のなど 調度類を舐めたり囓って中毒症状を起こす場合もあります。 カーテン下部に錘が縫い込まれている製品がありカーテン囓りした際に錘を誤って齧ったり誤飲したりする事例もあります。 釣り道具などは放鳥時にわざわざ広げる事はしないですが、片付けの際に見落として落としたままの物を誤飲といった事もあるそうです。 お子さんがいる家庭では 消しゴムのカス は身近な危険な物です。 これも誤飲してしまうとそ嚢に溜まり危険ですので、学習時には極力放鳥せずに消しカスは全て撤去し綺麗に片付いた状態で放鳥してあげましょう。 主治医の先生から伺ったお話では電気の通っているコードをかじって感電をしてしまう事故などもあったりするそうで、後悔のないように危険を取り除く事も大切ですが1番は放鳥時に目を離さず見守ることが必要です。 鳥が金属を誤飲誤食することで発症する重金属中毒は多く発症しているのが現状です。 残念な事に重金属中毒の場合は摂取した量や個々の体質によって症状が出てくるのに時間かかる場合があると言われています。 病院ではレントゲンによって異物の確認や血液検査による血中の重金属濃度の測定を行う事ができます。 重金属中毒が確認された場合には痙攣を抑える薬や解毒剤による治療が行われます。 鉛中

鳥の呼吸について

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鳥の体内には他の動物には見られない気嚢(きのう)という器官があります。 体に必要な酸素を効率よく取り入れるための仕組みがあり、恐竜も同じ気嚢のシステムを持っていたと言われています🦕 気嚢があるため鳥は 吐く・吸う の行為を   同時  に行うことができ、常に新鮮な酸素を肺から取り入れることができます。 ですが呼吸器系に細菌等が入り込んだ時は体中に広がった気嚢により症状は全身におよんでしまい慢性化すると治りにくいのです。 呼吸の異変や異音について🕊 文鳥の呼吸は 無音 です。 呼吸に違和感や苦しさを感じている時はいつもより肩が大きく動いたり、尾羽が上下に大きく揺れたりします。 ・温度が適温で興奮状態でないのに開口呼吸をしているとき ・浅く早い呼吸をしているとき ・激しく動いた後に呼吸が整わずにいるとき ・喉の奥からプツプツ、ヒューヒュー、きゅうきゅうなど異音があるとき 上記のような異常な呼吸がある場合はウイルスや細菌・真菌などの病原体の侵入によって起こり、鼻炎・副鼻腔炎・ 気管炎・ 鳴管炎・気管支炎・肺炎・気嚢炎といった病気が考えられる場合があります。 鳥のくしゃみは鼻孔に異物が入った時や空気中の刺激物に反応した時のような一時的なものから、鼻炎や副鼻腔を起こした時に起こります。 細菌感染によって鼻炎副鼻腔を起こしている場合はくしゃみと共に鼻汁が出たり、くしゃみと一緒に鼻水を飛ばす事があります。 軽い鼻炎だったものが気づくのが遅れて併発すると目の周りが腫れるなどの新たな症状が出て酷くなります。 呼吸器系の疾患で気をつけたいのが 鳥クラミジア症 (オウム病)です。 オウム病というのは一般的に人間側で使う病名で鳥の場合は鳥クラミジア症と呼びます。 人間で例えるとインフルエンザに似た症状で肺炎や脳炎に至ることがありますが、鳥の場合は喉の異音や咳くしゃみなどの症状や呼吸困難などの呼吸系の様々な症状を引き起こします。 肝臓や膵臓が腫れることも多く食欲不振や震えなどの症状も伴います。 人間に対する感染力は強くはないですが飼育している鳥が鳥クラミジア症を発症した場合には鳥の早期完治と人間への感染防止のために徹底した消毒などの衛生管理が必要になります。 ※鳥クラミジア症を保菌しているかどうかは血液検査と糞便検査によって鳥クラミジア症の遺伝子を検出するという方法で確認をす

文鳥の糞色と形を知ろう

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文鳥を含む飼鳥は毎日の健康チェックが大切ですが最も必要なる事は糞のチェックです。 毎日のごはんとお水の交換をしながら糞の観察もしてみて下さいね💡 文鳥は消化速度が速く糞の量はインコの4~5倍の量をします。 成鳥までは回数も多く10分間に1~2回し1日少なくても50回位は糞をします。 鳥類の排泄に対するしくみ🕊 鳥類は 糞と尿は分かれることなく一緒に排泄 されます。 排泄腔が肛門と尿道口に分かれておらず膀胱もない為、尿は肝臓から尿管を伝わって総排泄腔(体内の管の終点場所)の中に移動します。 腸自体が短く大腸はほんのわずかしかない事に加えて総排泄腔は大きくないので一定量の糞がたまると鳥は便意を感じてすぐ排泄します。 短い周期で糞をするのは空を飛ぶことを前提に発達し、少しでも体重を軽くするためです。 消化吸収を終えた排泄物を体の中に留めずにすぐ排出する仕組みになっています。 ※発情期のメスは排泄回数が減り溜め糞をする場合がありますが心配いりません。  オスも同様に卵を抱いている時などは排泄しないので溜め糞をします。  大きさが通常より大きいですが色や形に異常がなければ心配はいりません。 健康な糞の見方🕊 健康な便はしっかり盛り上がっています。 白いねっとりとしたものが尿酸で便と尿酸の周囲に広がっている水分が尿です。 尿が多くても便の形がしっかりしていれば下痢ではありません。 何かに驚き一時的な下痢をすることもありますが何度も下痢が続くようであればを獣医師に相談をして下さい。 便や尿が いつもと違う形 をしている場合も要チェックです💡 下痢の場合は柔らかく広がるような便が出ます。 尿が異常に多い場合には便の割合に対して水っぽく広がります。 餌に着色料が入っている場合などはその色が便について正確な便の色が分からない場合がありますので、健康チェックのためには極力着色料の含まれない餌を与えることも大切なポイントです✍ 糞の色で分かるサイン🕊 シード食の糞は …緑褐色の糞に白い尿酸その下の水が尿になります。 ペレット食の糞は…黄土色の糞に白い尿酸その下の水が尿になります。  白色  …デンプンの消化ができておらず膵炎や膵臓の機能不全の可能性があります。 体の冷えや餌が合わない時に一時的に白くなる事もありますが、保温して様

文鳥の種類について

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文鳥は日本で最も早くから繁殖が行われてきた飼鳥でした。 17世紀に刊行された書物に記事が記載されている事から日本に文鳥が入ってきて300年以上経つことは間違ありません✨ 文鳥はスズメ目のコンパニオンバード(見るだけなく手乗りし会話してコミュニケーションが取れる)代表格と言われています。 手乗りにして触れ合いを楽しむ飼い主が多いのも他のスズメ目の鳥とは一線を画しています。 文鳥には様々な色変わりが生じており体色は2種類のメラニン色素 ニューメラニン と メラニン が濃淡や退色を生じて変化したものになります✍  ノーマル文鳥  ノーマル文鳥は野生の文鳥の色合いがそのまま出ており、並文鳥とも呼ばれる品種です。 現在売られているノーマル文鳥は全て飼育下で繁殖した個体になります。 なめらかな羽毛と上品なコントラストに加えて頭部が黒い羽毛な為、赤い眼瞼輪がとてもよく映えて美しいです。  桜文鳥  並文鳥の姿に頭部や胸部に白い羽が混ざりパイド化した品種です。 桜文鳥と呼ばれるよくに、白い羽がまるで桜の花びらのように体にちりばめられた姿がとても美しいです。 白い羽の混ざり具合は個体差がありますので桜の模様が個性となり特別感があります。  白文鳥  愛知県弥富市にて繁殖が行われる最中に明治初頭に生まれた品種です。 全身が真っ白い羽毛に覆われておりくちばしの赤がとても映えて美しいです。 現在の白い文鳥は弥富系以外にも様々な遺伝的背景を持っていると考えられており今もまだ研究が続けられています。 白文鳥は致死因子を持っていると言われており、一般的にはノーマルまたは桜文鳥と掛け合わせる事になっています。  パステル文鳥  パステル因子が働いたことによって全体に淡色化した色代わりの品種です。 ブルーやダークシルバーなどと呼ばれており、シルバーとは異なる遺伝子によってこのような色合いになります。 青みがかったシルバーは艶やかで美しいです。  シナモン文鳥  ユーメラニンが減少した色変わりの品種です。 1970年代にオランダで固定されたものが日本に輸入されてきました。 体の色は茶色ですが、濃度の違いや目の色は個々の遺伝背景によって決まります。 優しい茶色の色合いが美しいです。  シルバー文鳥  シナモンとは逆にフェオメラニンで、茶色のメラニン色素が減少する色変わりの品種です。 1980年代にヨ

文鳥の必要な栄養素

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大切な愛鳥に栄養な食事を用意したい飼い主さんが多いと思いますが、実際どんな栄養素があると体に良いかご存知ですか? 私も最初は曖昧でこれで補えてるのかな?と不安な事もありました。 そこで文鳥にとって大切な タンパク質・炭水化物・脂肪 の3つの働きと ビタミン・ミネラル の働きと不足するとどんな影響が起こるのかご紹介します✍ タンパク質・炭水化物・脂肪の働き🕊 タンパク質 小鳥の血や肉を構成するとても大切な役割をしています。 約20種類のアミノ酸で形成されており、人も鳥も必要とする栄養素です。 アミノ酸の中でも リジン と メチオニン は餌の種類によって得る事が難しい物があるので選ぶ時に注意が必要です。 不足すると発育不全や食事の摂取量の減少、体重の減少、生殖障害、羽毛障害 、内臓疾患や関節の痛風など様々な影響が起こります。 炭水化物 鳥類が体を動かし常に高い体温で体を維持する為の大切なエネルギー源です。 でんぷんがブドウ糖となり一部が血液中に入って体にエネルギーとして行き渡ります。 不足すると羽毛障害や神経障害がみられます。 脂肪 エネルギー源として必須な栄養素で、繁殖期や成長期は特に必要です。 体の細胞や色素の発育に重要な働きがあり、羽毛の成長や皮膚の正常な形成にも必要です。 不足すると細胞の発育に影響を及ぼし、特に成長期の若鳥に乏しい発育不全や脂肪肝症候群、呼吸器感染症に対する抵抗力の低下をもたらす事になります。 炭水化物が不足している場合に代わりのエネルギーになることから脂肪はとても大切ですが摂り過ぎも注意が必要です。 ビタミン・ミネラルの働き🕊 ビタミンA   発育と正常な皮膚の維持に不可欠です。 病気の予防として大切な働きをしてくれますが、過剰摂取は控えなくてはいけません。 不足すると免疫力にも関係しており夜間の視力低下や口内炎などの症状に加えて病気に対する抵抗力が低下してしまいます。 ビタミンD 正常な骨を形成するためのカルシウムとリンの代謝に不可欠です。 不足すると足の湾曲や骨の軟骨化が起こり歩行が困難になる可能性もあり、くちばしや爪が軟化し変形する場合があります。 ビタミンB1 炭水化物の代謝に機能します。 不足すると首の筋肉異常により仰天症を起こしたり、拒食症状を示すこともあります。 ビタミンB2 体内の酵素に作用して細胞の

文鳥の一年

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文鳥は四季によって生活に変化があります。 今回は季節ごとにどんな様子なのか、どんな事に気を付けるべきかを記載します。 生活リズムや環境により個体差で時期にズレが生じますがおおよその目安として参考にして下さい。 一般的には春や秋は 繁殖期 として野生でも多くの鳥たちが卵を産み雛を育てる様子がみられます。 夏や冬は 換羽期 として暑さや寒さに対応するため羽毛が抜けたり生え変わったりします。 換羽が済むと 通常期 となり、ご機嫌によく食べ遊び活発な姿を見る事ができます。 繁殖期 9月~4月までの期間🕊 9月10月 この時期は気温も安定して文鳥も過ごしやすい季節です。 地域によっては寒くなる所もありますが、ヒーターはまだ大丈夫です。 繁殖を希望としている場合はオスとメスのつがいをこの頃からお迎えしお見合いさせておくと巣引きがとてもスムーズになります。 10月頃から発情し、ペアとして成立している場合は巣引きが始まります。 この頃はメスの文鳥が卵づまりをしていないかよく確認します。  11月  10月に巣引きが終わっていれば既に可愛い雛が誕生しています。 この頃の親鳥は体調が良い場合が多く雛も元気がありオスの割合が多いようです。 親鳥も元気いっぱいで熱心に雛を育てる姿が見られますので栄養食やボレー粉、青菜などをたっぷり与えて子育てサポートをしてあげて下さい。 単体の子達も触れ合いの中で発情し特にメスは無精卵を産んでしまい体力を消耗しますので発情抑制の為に日光浴をさせたり、カルシウム不足にならないよう食事に気を付けます。 この時期はゲージにもヒーターが必要になりますので保温湿度の管理をします。 12月1月2月 気温がぐっと下がり寒い日が続きますので体調の変化に注意が必要です。 またペアがいる場合は巣引きに疲れて体が弱っていたりするので毎朝の観察を慎重に行ってください。 文鳥は寒さに強いとされており野生だと雨や雪を凌げれば野外でも氷点下3℃位までなら平気で過ごせるそうです💦 しかし家で飼っている文鳥はそんな過酷な状況は避け、深夜の冷えにも必ず対応できるサーモスタット機能が付いたヒーターを活用し保温保湿に心掛けて下さい。  3月  少しずつ暖かくなりますが寒暖差があるので引き続き保温に心掛けつつ天気の良い日に日光浴をさせてあげると身体も丈夫になり、ストレスの軽減に

鳥の健康診断

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健康な体を維持するには健康診断が大切ですが鳥も一緒です。 毎日の健康チェックを欠かさずしていても獣医さんが触診してみることで発見される病気などもあります💡 年に一度は健康診断を受けて、視診・触診。糞便やそ嚢液の検査などをして頂き異常がみられないかを確認することで私達飼い主も安心して過ごす事が出来ますよ🕊 病院に受診するメリット 病院の訪れるメリットは病気の有無を確認することだけでなく、その子に合った食生活や注意点など飼育に関するアドバイスが頂けます。 普段の飼育で疑問に思っている事や気になった事などを普段からメモに残しておき、実際に獣医さんに質問できます。 病院によりますが健康診断だけなら数千円程度で済みますし、安心料と思えば決して高くはないと思います。 たくさんの動物病院がありますがやはり鳥専門の病院に行く方が安心です。 獣医師の資格があれば哺乳類も鳥類も診察はできるそうなのですが全ての先生が鳥の病気に詳しくない場合もあるそうです💦 何かあってから慌てて病院を探すのではなく、万が一に備えて自分が通う病院を調べて決めておくと安心です。 SNS などで情報収集も行えますので近隣の鳥も診れる動物病院や専門の病院などを事前に調べておき健康診断がてら一度足を運んでみるのもオススメです。 病院に行く時に必要な事や物が分かり、事前に準備しておくと安心です✨ 🕊まずは行く病院を事前に決めます 🕊状態や疑問をメモしておきます  🕊いつでも移動ができる用品を準備をしておくこと  事前に準備しておきたい4つの用品🕊 ①小型のゲージやキャリー 入れ物は普段のゲージより小さな物やプラケースなど鳥が入る容器を用意しておくことでいざという時にいつでも持ち運べます。 日光浴用に小さなゲージを使う方もいますが、普段から慣れておくと安心してゲージで過ごしてくれそうですね💕 ②ゲージやキャリーを入れて運ぶためのバッグ 鳥は保温しながら運びますのでゲージを入れて運ぶのにバッグは必ず必要になります。 紙袋やビニール袋や布バッグなど素材は何でも大丈夫ですが、寒い日や暑い日、雨の日に移動する可能性も考えて防水に適したものを選んで下さい。 感染症の病気の場合には使用後に消毒する可能性もあるので消毒を踏まえたバッグが良いです。 ③ゲージ等を包むタオルやカバー カバーも同様で保温に適し

文鳥の体重と不調のサイン

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文鳥の体重は個体差で変わりますが目安として日々の健康チェックに役立てて下さい。  平均体重   23〜28g  削  痩   20g以下  肥  満   30g以上  体重下限   15g以下   毎日体重を測り記録しておく事で、その子の変化に気付ける事があります。 体重以外にも不調のサインに気付ける事がその子の早期回復に繋がるので毎日の触れ合いを大切にして下さいね💕 どんな事に気を付けるのか🕊 ①体重の急激な増減があるか 体重に急な変化がある場合の殆どは ごはんを食べない、もしくは食べる量が減っている ということを示します。 選り好みをしたり急なごはんの変更などによって抵抗があり一時的に食べない場合などは体重は緩やかな減少になります。 急激な変化の場合には何らかの原因があり 『食べられない』 可能性があるので早急に病院で診てもらう必要があります。 ②糞尿の色が普段と違ったり、水っぽい下痢になっている 獣医さんは必ず鳥の糞や尿を検査してくれます。 鳥の体に 異常が生じたというサイン が糞で現れるからだそうで、食欲がなく糞尿がいつもより異常がある時は疾患が考えられる可能性があるため早期の受診が必要です。 ③咳やくしゃみ鼻水が出ている 鳥も風邪をひきます。 人は鼻水をかみますが、文鳥は鼻膣に鼻水が詰まると鳥は勢いよくくしゃみをすることで鼻水を外に飛ばそうとします。 くしゃみはプシュプシュと 単発 にしますが、咳の場合はケッケッケという音が 連続 するため咳だと判断できます。 頻繁にくしゃみや咳が続くようであれば肺や気管支に炎症がある可能性や、オウム病を発症している場合があるため早めに病院の受診をして下さい。 特に雛の頃に風邪のような症状がある場合は重篤化する可能性があるので早めの行動が必要です。 ④飼育している環境の急激な変化 その子が過ごす環境が暑すぎたり、寒すぎでないかの確認が必要です。 文鳥はゲージ内の模様替えによって過ごし辛い時やゲージの設置場所が変わるだけでも食欲が落ちたり元気が無くなる場合もあります。 成鳥した子達はごはんに対して特定の嗜好を持っています🍚 今まで食べていたごはんの変化によって食べなくなる事が多くあります。 シード食からペレットに移すなどいきなりは難しいですし、シードも沢山の種類があり選好みしたり微妙な違いによって食べなく

文鳥の匂い

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文鳥に限らず自宅で育てているペットと触れ合いう時に飼い主がほとんどが匂いをかいでるのではないでしょうか? 文鳥は基本的に 無臭 だと言われています🕊 基本は無臭なのですが実際に鼻を近付けて嗅いでみると穀物や青菜、いりこなどその日に食べた物の香りがする時や、水浴び後はメイプルシロップのような匂いがします。 個体差や環境によって匂いも違います。 日光浴した後は良い香りがしますし、水浴びした後は匂いが増すため首の後ろの匂いを嗅ぐのが毎日の楽しみになっています😂…同じ方多いのではないでしょうか。 身体の匂いを嗅ぐ事は大切です🕊 実は毎日の触れ合いの中で身体の匂いを嗅ぐことは病気の発見にも役に立ちます。 特に雛の頃は成長過程で腐敗臭や酸味のある匂いがする場合があり、そういった匂いの場合は病気を疑う必要があるため早期発見に繋がります。 もし成鳥で匂いがあまり良くない場合は文鳥自身の問題ではないく、ゲージ本体やつぼ巣、寝床などの汚れや長い期間の糞や尿の取り残しなどによって匂いが発生している場合がほとんどです。 文鳥はふわふわな羽毛で覆われていますから嫌な臭いも香りが移ってしまいます。 毎日の掃除がその子の匂いに関わるので心を込めて綺麗にしてあげたいですね。 ゲージの清掃・洗浄・日光消毒が大切です🕊 ゲージのシート交換は毎日行い、水浴び用の水や飲み水、餌箱なども毎日洗って取り換える事が必要です。 文鳥は 水浴び が大好きですが、これも体臭対策になります。 人間も毎日入浴し身体を綺麗にしますが、文鳥も同じです。 文鳥は水浴びをしてかゆみや寄生虫を取り除いたり、脂粉の調整をしながら綺麗にします。 ※冬など寒い時期だからと、お湯やぬるま湯で水浴びをさせる事は必要な油分まで落ちてしまので駄目です。 かといって冷たい水にする必要はありませんので、 常温の水 で浴びさせて下さいね💡 ゲージ本体も少なくとも 月に一度は丸洗い をして綺麗にしてあげることも必要です。 ブラシなどを使って隙間など細かい汚れもきちんと落とし、熱湯をかけて消毒し太陽の光を当てて日光消毒を行います。 ゲージ用洗剤を使ってお掃除もできますが、洗剤を使わなくてもお湯とブラシで十分に汚れを落とす事ができます。 ※ゲージを干している間はお出かけ用のゲージ等に入れて休ませます。 天気の良い日を見計らい愛鳥の為にゲー

文鳥の起床・就寝時間

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文鳥は1日の内で12時間以上は明るい部屋で過ごすのが良いとされています🕊 野生の場合は日の出とともに起床して日の入りで就寝するという規則正しい生活をしています。(およそ朝の6時頃~18時頃までが活動時間) 自宅の場合は朝の6時から7時頃の間にはゲージカバーを外して明るくし、夜は8時から9時頃までにはカバーをして暗くし寝かせてあげるというのが理想的なリズムになります。 起床からお昼までの活動🕊 起こしてあげる時間は6時から7時半頃までが一番理想的で、遅くても8時頃までにはゲージを明るくし、『おはよう』と声をかけてあげて下さい。 起床時はたくさん寝た後なので元気いっぱいな姿が見られます。 朝の光を浴びることでホルモンバランスが良くなり元気に活動することができます。 お水とご飯を新しく用意して、やさしく声を掛けてあげる事で文鳥にとってその日1日が変わらず始まったという安心に繋がります。 午前中は1日の中で最も活発な時間と言われています。 1時間おきぐらいに羽繕いをしたり気温が暖かくなると体を動かしてゲージの中で遊んだり水浴びをして過ごします。 ※放鳥時や決まった時間に水浴びをする習慣がついている子もいるので必ず午前中に水浴びをさせる必要はありません。 規則正しい生活をする事は良い事が沢山です💡 ・発情時期の管理ができます。 ・病気に対するリスクも減らすことができます。 ・規則正しい生活は長生きに繋がります。  お昼から夕方までの活動🕊 お昼以降も自由に羽繕いやお昼寝を繰り返しゲージ内のおもちゃなどで元気に遊んだりと自由に過ごしています。 お勤めなどで日中不在になっている場合に昼間は寝て過ごし夕方飼い主が帰ってくるのが分かると朝に続いて元気いっぱいの様子が見られます。 飼い主の帰りを心待ちにして喜びを体現してくれている姿が想像できますよね💕 野生では就寝時間に近付きますが、人と暮らす文鳥は生活スタイルに慣れていくので飼い主が夕飯を食べ始めると自らもご飯を食べたりまだまだ活発です。 放鳥時は飼い主と触れ合える一番幸せな時間になるのと同時に、運動する時間なので最低でも20分以上は放鳥してあげて下さい。 就寝時間はあまり遅くならないように20時から21時までには暗くしてあげます。 ※深夜などかなり遅い時間になると慢性的に睡眠不足となり、ストレスを感じ病気になるリ